現在借金11、セ・リーグダントツ最下位となってしまった横浜DeNAベイスターズ。
2019年開幕前には「もしかしたら優勝もあり得る」「台風の目になるかも?」とも言われていただけに、現在のこの状況は残念に思うと同時に納得がいっていない横浜ファンの方も多いのではないでしょうか。
— ウィリアムヒルで遊ぶ! (@lovesportsbook) 2019年5月13日
また、その不調の原因として1番話題になっているのが「ラミレス監督の謎采配」。
10連敗・5連敗と続く中で、データを重視するラミレス監督の奇抜な采配に多くの疑問の声が上がっております。
そこで、今回は従来の野球感にとらわれない柔軟な、一方では常識はずれとも言われる采配をまとめてみました。
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Contents
ラミレス監督の奇抜な采配
イニング途中のキャッチャー交代
イニング途中にキャッチャー交代という采配を2回ほどしております。
1回目は4/25阪神戦。
1点リードで迎えた9回表、マウンドは守護神:山崎康晃。8連敗阻止へ万全の体制で迎えたのですが、エラーが重なりノーアウト1、2塁に・・・。
この場面で、ラミレス監督はキャッチャーを伊藤光選手から嶺井選手に交代しました。
結局この後逆転3ランを浴び敗戦・・・。
采配の揺らぎが見えた。9回、山崎が先頭梅野に四球を与え、続く代打北條の犠打を一塁へ悪送球。無死一、二塁で捕手を伊藤光から嶺井に交代させた。2死までこぎ着けたが、逆転負け。バッテリー交代は回の始めからが常とう手段だが、指揮官は「過去を見ても嶺井と(山崎)康晃は相性がいい。勝っていたら、いい交代をしたと言ってもらえた」と説明。勝負手は結果に結びつかなかった。
引用元:https://www.nikkansports.com/baseball/news/201904250001262.html
確かに嶺井選手は亜細亜大学時代から山崎康晃投手とバッテリーを組んでいるので、データだけでなく、バッテリーの呼吸を考えても嶺井選手の方がいいのかもしれません。
ただ「どうせ代えるのだったらイニング当初から代えてあげればよかったのではないか?」という声が上がっております。もちろん抑えていればラミレス監督の言う通り「良い采配だった」と言われたのでしょうけど…。( ;∀;)
2回目は5/12広島戦。
先発京山投手が広島打線につかまり2回で早くも4失点。ピッチャーのアドゥワ選手にまで打たれてさらにピンチが続く場面で、戸柱選手から伊藤光選手に交代しました。
先発の京山が初回、鈴木の3ランを許し先取点を奪われた。2回、アドゥワの右前適時打で4点のリードを許した。さらに1死一、二塁から菊池が右飛。二塁走者がタッチアップし2死一、三塁となったところで、指揮官はベンチを出ると捕手の戸柱を伊藤光に交代した。イニング途中、しかも序盤で投手と一緒にではなく、捕手だけ交代するのは異例だ。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190512-00000106-sph-base
うつむきながらベンチに下がる戸柱選手・・・、この後のメンタルに影響しなければいいのですが。
戸柱選手は1軍招集されてからの初スタメン。
それが2回途中でのいきなりでの交代。これはかなり屈辱的だったのではないでしょうか。
また、京山投手のボールもかなり荒れており、リードを求めるのは酷だったのではないかという声もあがっております。
ちなみに戸柱選手のスタメン起用理由は「マツダスタジアムで成績が良かったから。」とのこと。
先発投手の中継ぎ配置転換
先発投手の中継ぎ配置転換もラミレス監督は頻繁に行います。
今年はバリオス投手を先発に持っていきたいがために、井納投手を中継ぎ起用する試合がありました。
5/4阪神戦です。
ただ、今季井納投手は開幕ローテーションに入っており、すでに先発で2勝もあげておりました。
さらに昨年すでに中継ぎ(7回の男)として失敗しているのに、なぜ再び中継ぎとして、しかも3点ビハインドの場面で起用されなければならなかったのか・・・。
疑問の声があがっております。
また京山投手の中継ぎ起用も示唆されていますね。
(ニュース報道なので本当かどうかは知りませんが。汗)
cf:なぜ井納を中継ぎ起用!?先発投手適性の方があると考える理由は…(横浜DeNAファンの疑問とつぶやき)
オープナー(国吉・進藤)
先発投手のコマ不足ということで、オープナーとして中継ぎの国吉投手や進藤投手を起用しました。
ただ、どちらも散々な結果に終わっております。
国吉投手は4/21広島戦。
1回 被安打5 2四球 4失点
進藤投手は4/30東京ヤクルト戦。
3回 被安打7 3四球 6失点
特に残念でならなかったのは国吉投手。
これまで中継ぎにロングリリーフにいい働きを見せていたのに、なぜ先発で起用しリズムを崩してしまったのか・・・。
(登板過多も心配です。)
「中継ぎの時と同じ気持ちで」とは言ったものの、やはり先発となれば調整方法も変わってくるでしょうし、球場に入った時からのリズムも全く違ったものになるかと思います。
それだったら、2軍からイキのいいピッチャーを1人登板させた方が良かったのでは・・・。と思ってしまいます。
ただこれも結果論といえばそれまででしょうけれど。
国吉投手は2018年でも1試合先発をしており、しっかり抑えております。この試合でも抑えていれば「良い采配」になっていたでしょう。
東投手復帰戦のキャッチャー
東投手の大事な1軍復帰戦。
5/6巨人戦。
この試合、なぜ1軍スタメンマスクに経験が少ないプロ2年目・20歳山本祐大選手を起用したのか・・・。
もちろん山本祐大選手は横浜DeNAベイスターズにとって希望の選手です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/byline/doimayumi/20190510-00125404/
昨年はキャッチャーで最多となる2軍で61試合出場し、1軍では初打席でいきなりホームランも打っています!(計2試合出場)
だけど、チームが苦しんでいる中・・・、なぜそのような状況で、待ち望んだ東投手復帰の試合で、これまで1軍3試合しか出場したことのない20歳捕手を起用したのか・・・。
ラミレス監督曰く、2軍でバッテリーを組んで良い成績を出していたから。
・・・でも1軍のバッター・空気感・試合状況などは全く違うものだと思うのですよね。
打順をコロコロ変更
ラミレス監督は打順もデータや直感に基づき柔軟に変更します。
特に2番打者には攻撃的なバッターを置く傾向が強く、ソト選手や宮崎選手などを2番に据えることもしばしば。
もちろん2番バッターに強打者を置くことは悪いことではないと思います。
現にノーアウトランナー1塁のケースで、バントをしない時の方が一般的に得点率が高いというデータもあるぐらいです。
ただ、打順をコロコロといじってしまったら「打線のつながりも選手の打席に対する責任感も育てることができないのでは・・・?」という意見も出ております。
2番に強打者を置く野球と小技が効く選手を置く野球ではガラッと変わってきますものね。( ;∀;)
打力を重視しすぎる(ソト選手のセカンド起用)
ソト選手のセカンド起用にも疑問の声が上がっております。
確かにソト選手をセカンドに起用することで、ライトに佐野選手や梶谷選手、桑原選手など打力に期待をできる選手を置くことができます。
(他にも乙坂、楠本などなど・・・。)
ただ、ソト選手の守備力に想像以上の難があり、見ていてハラハラする場面も・・・。
一方で懸念されているのが守備位置だ。本職は内野だが、外野での練習を重ねて昨年は右翼で最多の76試合出場。一塁は33試合、二塁は25試合守っている。ソトの不安は内野での送球だ。前出のスコアラーは「ソトの二塁は不安が多いと思います。守備位置もそんなに広くないし、送球が一定しない。今年の春季キャンプも見ましたが課題が解消されているように見えなかったです」と分析する。一方でチーム事情もある。ラミレス監督は右翼に梶谷隆幸を起用する方針で、「超攻撃型オーダー」として二塁にソトを組み込んだ。
引用元:https://dot.asahi.com/dot/2019031200010.html?page=1
すでに4つのエラーを含め、記録に入らないミスも連発しているソト選手。
また打つ方も調子が上がってこないということもあり「ソト選手の守備での負担を少なくするためにライト守備に専念させた方がいいのでは…?」という声もあがっております。
ケガしているのに強行出場させていたところも気になりました。
以上!
他にも色々とありますが、とりあえずまとめてみました。
(以前は8番投手とかもありましたね。中継ぎ投手の酷使のツケが今きているという話もあります。)
2017シーズン終了時にはコーチの意見をあまり聞こうとしなかったとラミレス監督が謝る場面もありました。
(FOR REALにて。ここをしっかりと流すところは男らしいなと感じました。)
ただ、今季は結果が出ていないラミレス監督ですが、巡り合わせが悪く結果が出ていないだけかもしれませんし(ここに書いたことはすべて結果論での話)、以前はラミレス監督の采配を「ラミってる(神ってる)」と呼ばれ賞賛されていた時期もありました。
ラミってる(神ってる)ラミレス采配
ラミレス監督の奇抜な采配は、今はチーム状況なども重なり叩かれておりますが、かつては「ラミってる(神ってる)」と呼ばれ、賞賛されていた時期もありました。
(本も発売され、僕も買っちゃいました。内容は良かったですよ!おもしろかったです。)
特にラミレス采配がハマったのはCSから日本シリーズへの出場が決まった2016年の頃でしょうか。
当時も今と同じように「今永昇太」「濱口遥大」などの先発投手を中継ぎに回して、ココ1番で登板させピシャリと抑え流れを呼び込んだり、日本シリーズではシーズン出場がほとんどなかった白崎選手を起用し、見事ホームランでの得点を奪ったりなど、
(先発:濱口遥大投手もブルペン待機!)
采配がズバズバと的中しておりました。
期待をかけていた細川選手がデビュー早々にホームランをガンガン打ち込んだのにも、
夢を見ましたね。笑
代打:ウィーランドなども現地で見ていて大興奮しました。
(嶺井さんごめんなさい・・・汗)
また、横浜DeNAベイスターズを初のCS出場へ導いたのもラミレス監督。
(もちろん中畑監督がそれまで育ててきたというのもあるけれど。)
ただ、今年の横浜DeNAは5月で早くも借金10オーバーとかなり苦しい位置に立たされております。試合中の表情がどことなく暗いのも気になるところ…。
今後ラミレス監督がどのような采配をしていくのか、また辞任・解任は本当にあるのか・・・。
注目していきたいと思います。
(まぁベイファンなので、どっちにしてもずっと注目&応援はしていくのですけどねw)
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