大魔神佐々木とダブルストッパー盛田幸妃投手!
北海道の函館有斗高校から
ドラフト1位で横浜大洋ホエールズに入団してきた盛田幸妃投手
当時はスラッとした細身の体形だったけれども
その身体から繰り出される
150km/h近いストレートと切れ味鋭いシュートを武器に
横浜大洋&ベイスターズで中継ぎエースとして大活躍
特に1992年には中継ぎながら
最優秀防御率賞を獲得
この年は先発でもシーズン当初に6試合投げ(1完投)ていたので
投球回数がギリギリ間に合った
95年にはリーグ最多登板を記録
大魔神佐々木と共にダブルストッパーと呼ばれ
横浜大洋&ベイスターズファンにとっては
かなり心強い存在でしたよね!
ちなみに1992年の
盛田&佐々木のダブルストッパーの成績は
盛田:52試合 14勝6敗2セーブ 防御率2.05
佐々木:53試合 12勝6敗21セーブ 防御率2.46
盛田投手:最優秀防御率
佐々木投手:最優秀救援投手
まさにダブルストッパー!
ただしチームは
61勝69敗1分で5位に沈んでました・・・
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まさかのトレードで近鉄バファローズへ移籍
横浜ベイスターズを代表するピッチャーの盛田投手でしたが
1996年に先発転向(開幕投手を務める)するも調子を崩し
96年,97年といい成績を残せませんでした
そしてシーズンオフに
近鉄バファローズの中根選手とのまさかのトレード!
(cf:フルスイングが魅力の中根仁選手!トレード当時は…)
このトレードは当時かなり衝撃的でした
・タイトルを獲得し実績十分の盛田投手と
・1軍に定着できずにもがいていた中根選手とのトレード
いくら波留選手が脱税で出場停止を食らい
外野1ポジションの穴を埋めることが急務だったとはいえ
全くの不釣合いだったトレード
最初はショックだったなぁ…
でもこのトレードでやってきた
中根選手が見事にチームにハマり
横浜ベイスターズ38年ぶりの優勝につながるのですけどね
(cf:最強マシンガン打線!1998年横浜ベイスターズ優勝メンバーは)
脳腫瘍を患い選手生命の危機も…
近鉄バファローズへトレードで移籍した盛田投手でしたが
移籍したその年にゴルフボール大の脳腫瘍が見つかり摘出手術を受けています
最初ニュースを聞いたときは
「えっ?あの盛田!?」と
衝撃を受けたのを覚えています
選手生命も危ういと言われたこの手術
盛田投手は右足に麻痺が残るなど後遺症もあったようですが
術後のリハビリに耐え、翌年1999年最終戦には1軍のマウンドへ
さらに2001年には34試合を投げ
自身3度目のオールスターに選ばれるなど大活躍!
カムバック賞を受賞しています
翌2002年に現役引退
現在は解説者としても活躍中です
あの落合選手を激怒させたことも…!?
切れ味鋭いシュートを武器に
右バッターの内角をえぐり
1軍で戦ってきた盛田投手なだけに
デッドボールを当ててしまうこともしばしば
巨人時代の落合選手は
盛田投手が投げたストレートが頭をかすめたときに
激怒して「いい加減にしろ!」と
盛田投手に向かって怒鳴りちらしたことがあります
(長嶋監督も慌ててベンチから飛び出し猛抗議!)
この試合
盛田投手はすでに川相選手にデッドボールを当てていて
それも伏線になっていたのかも知れません
やっぱりシュートが武器のピッチャーは
あのケンカ投法の東尾さんしかり
どうしても与死球が多くなってしまいますものね
バッターはそれこそ命がけですから
怒るのも無理はないと思います
…ちなみにこの試合
盛田投手はなんとこの後に元木選手にもデッドボールを当ててしまい
乱闘騒ぎになってしまっています
クセ者:元木大介か
この時の野球も懐かしいなぁー 笑)
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