2015年パ・リーグ盗塁王!プレミア12日本代表:中島卓也
『山椒は小粒でもぴりりと辛い』ということわざがあります。
意味は山椒の実は小さくても非常に辛いということで、転じてからだは小さくても、気性や才能が鋭くすぐれていて、侮れないことのたとえで用いられることがあります。
このことわざにぴったりと当てはまるのが2015年のパリーグ盗塁王、北海道日本ハムファイターズの中島卓也選手です。
身長176cm体重70kgと決して大きくないからだでありながら、持ち味は俊足と堅実な守備力が売りの選手です。
抜群の選球眼に粘り強いバッティング!
そしてバッティングもまた実に玄人好みする選手であります。
今シーズンの打率は.264ながらも出塁率はなんと.350あります。
これは四球を選んだ数が66もあることに基づきます。
この数字は今シーズンのパリーグの中で7番目の数字で、同じチームで4番を打つ中田翔選手よりも多い数字です。
中島卓也選手の選球眼のよさもありますが、中島選手のバッティングの特徴にあげられる臭い球をファールでカットして粘り四球を選んでいることにより高い出塁率を誇ります。
今シーズンもよく見られた光景で中島選手がファールで粘り相手投手に多くの球数を投げさせ四球で歩く。
そして出塁して今度は足でかき回し盗塁で得点圏へ進み相手にプレッシャーをかけていく。
国際大会の1点を争う場面で中島選手が躍動する!
大きな国際大会の舞台ではこのような粘りプレーができて小技のある選手が必要とされる場面が間違いなく来るでしょう。
これまでの国際大会でも小技の効く選手が幾度となくチームを救ってきました。
前回のWBCの井端選手がそうであったように。
そして今回のプレミア12ではその役割は中島選手に期待されます。
大砲そろいの代表チームのなかで小技の光る中島選手に最高に期待して是非に皆さんも注目してみてください。
<投稿者:たっかー さん 北海道日本ハム:中島卓也選手>